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『…みんなが美味しそうに食べてるのを見ると私たちも食べたくなるわね』
『…だけど、現世の……は無理』
ニーナとアニーは文字通り指を咥えて網の上に焼かれてる物を見ている。
…女の子が人差し指を咥えるのなんて初めて見た。
因みに天界に存在してる奴らは神や女神以外この世界の食べ物を食べられない。
精霊も妖精も天使も神獣も魔力や精気を栄養として生きる糧にしてるので、食べ物を食べる必要が無いから食べれない…みたいな。
「食べたいか?」
『『え?』』
だがこいつらが依り代にしている俺の剣は普通なら不可能な事を可能にしている。
「俺の剣に取り憑いてるお前らなら食べる事が可能になってるぞ?」
その剣を作る過程で、斬りつけた相手の血や肉を吸収して魔力に換算できるっていう仕組みを組み込んでるし。
ありゃなんだったかな…昔?元々は魔界にしか存在しないハズの食虫植物が何故かこの世界にいた。
ソイツの材料を使ったからこの剣が完成したワケだけど。
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