第1章

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ずっと、好きだった… 千晃が。 西「応援してくれない?色々と。」 宇「えっあっうんいいよ、いいよ!もっちろん!!」 作り笑顔しかできない自分が悔しかった。 西「実彩子お前本当最高! ありがとなっ(クシャッ」 私は空を見上げてた。無言だった。 一言でも話したら涙が溢れそうだった。 それでも笑顔でこういった。 宇「応援する、私用事あるからここでっ、ばいばい!」 そして走った。 走って走って走って、泣いた。 風に流されて乾いていく涙を感じた。 家に帰ると、複雑な気持ちが込み上げてきて、食欲もなく、布団に潜り込んだ。 宇「もう…何なのよ…本当…」 Like a white snow 君の瞳 曇らせないように抱きしめる …叶わない今は… AAAの歌が頭に流れてきて、泣きながら歌った。 声にならない声だった。
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