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あ…あれ…
私は探す。あの後ろ姿。
いた。
くしゃっとした笑顔とさりげない優しさが唯一いい所のアイツ。
「おっ実彩子!おはよっ!寝癖ひどいな(笑)」
そう言って彼は私の頭をくしゃくしゃにする。
こういうことに弱いって言ったのにやってくる隆弘。こういうところ、ちょっとムカつく。ムカつく。でも、好き。
宇:「…な、なんだとぉーこのぉーーー(グシャッ)///」
西:「あ、お前俺の寝癖戻っちまったよ~!」
そして目を合わせて、笑う瞬間。
私の一番好きな時間。
「お、おはよっ…
実彩子、西島君、髪の毛2人ともくっしゃくしゃー笑」
そう言って笑うのは私の大親友、伊藤千晃ちゃん!
千晃は本当、私のお墨付き、かわいすぎるわけで…
宇:「あー千晃ほんと、朝からかわいっ。私も千晃に生まれたかった(´・_・`)」
千「後悔するよ笑
それより、クラス編成どーだろう?西島くんも、宇野ちゃんも同じがいい~!」
千晃はよく隆弘と同じがいい、なんて言えるなぁ…私には無理だ…
宇:「ま、まあ、千晃と一緒であればいいしっ、隆弘はいいや笑」
西:「…はっそれどういう意味だよw
相変わらず酷いな笑」
また照れ隠しに素直じゃない私の言葉…
あーもうほんと、嫌になるわ…
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