第1章

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今日から実は、高校生活がスタートする。 西:「実彩子、クラス編成見に行こう!」 私たちは学校に着き、人だかりのクラス表に見入った。 「西島ー、一緒w 宇野ちゃんも勿論一緒。千晃もねw」 声を掛けてきたのは、中学から一緒の末吉秀太。 私たち4人は中学の頃からずっと、仲良くしていた。 宇:「う、そ、!」 秀太と千晃とも一緒、なにより隆弘と一緒なんてっ! 私ついてる! 千:「宇野ちゃーーーん! 一緒★やったー!めっちゃくちゃ嬉しい!」 私たちはキャーキャー言いながら、校舎の前で飛び跳ねていた。 すると突然… 「Hey Shin,Your school is here! Please get off of the car.」 (シン、ここがあなたの学校よ! 車から降りて。) 「Ok.Ok mom, I'm looking forward to school life in this school.」 (わかった、わかってるよお母さん、この学校での生活楽しみにしてるんだから。) 学校の目の前にリムジンが止まり、そこから2人の母親と子供らしき人が出てきた。し、か、も、とっても速い英語を話していて、何を言っているのか全くわからない。 西:「実彩子、お前英語得意だよな?何言ってるか分かるか?」 宇:「わ、分からない…」 「おいおいお前ら、とりあえずあのくらいは理解できないと、俺の立場が無くなるわ笑」 宇西末千:「うっ浦ちゃん…浦田センセイ! なんでここに?」 浦「あれ?言ってなかったっけ? 俺去年ここに赴任したんだよ笑」 浦田先生。先生は、私たちが中学2年生の時の担任の先生。そして、英語の先生。 若くて、スポーツも気遣いもなんでもできて、歌も上手いという(なんでも、教師にならなかったら歌手になっているほどの実力らしい)ことで、人気がとても高かった。 しかし、私たちを担任してすぐに、他の学校に転勤してしまった。しかし、この学校でまた出会うとは… 浦:「お前らに英語教えるようになったら、とりあえず中1の内容からだな笑」 西:「俺ヤバいっす、マジで…」 それにしても、さっきのリムジンの男の子、キャラ濃すぎでしょ… 千:「ここは学園ドラマですかwって突っ込みたいよー(・_・;」
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