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放課後、僕はいつも通り教室で、ひとり読書に勤しんでいた。
静まり返った廊下からバタバタと、、、
「先輩っ!」
ドアが開け放たれた。
後輩のよっちゃんが、やって来た。
毎度、毎度、うるさい。
「やべーっす、!先輩っ!ちょー痛ぇっす!」
めんどくさいが問い掛ける。
「一体、何があったの?」
よっちゃんは駆け寄るなり、自分の膝を指差す。
「見て下さいよ~!ここっ!ジャンっ!」
見ると膝に生々しい擦り傷が。
人の傷口なんてまじまじと見たくない、いきなり見せてくるなよ、、、
飽きれ顔で質問する。
「一体、何があったの?」
溜め息プラス。
「ハプニングっすっ!」
ハプニング?
「校庭を笑いながらダッシュしてたんす!そしたら、、、」
ダッシュするのは構わないが、
何故笑っていた?
「犬がいきなり飛び出てきて、ビビってぶっ転んだっす!あははっ」
なんでそんな目に遭遇するんだか、、、
「ちょー痛そうでしょ?先輩っ!」
あ~そうだね。
「でも先輩っ!私、強い子なんで、、、」
「全然平気っすっ!!」
なんて言ったらいいんだろう?
君の考え方というか、思考回路には、、、
「一体、何があったの?」
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