第6章 ドナドナ

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「すごい、値段がどんどん吊り上がってくよ」 「フン、くたばれ」 下劣な呟きを背後に聞きながら。 繋がれた鎖にすがりつき 僕はとっぷりと快楽に耽る。 「救いようのないスキモノだな」 悲しいとか情けないとか みんな忘れた向こう側に行きたい。
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