第1章

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その後 自分よがりに腰を振り果てるそいつが眠るまで 私は何度も果てるフリをした。 何度男に抱かれても 何人の男に抱かれても 心にぽっかり穴があいてる。 この寂しさが埋められることなんて きっとない。 私の寂しさになんか きっと誰も気づかない。 ううん気づかせない。 私は幸せ 私はみんなに愛されている。 そう思い込んで生きていくの。
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