寿永2年 春
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私の元へ婿へきて一年になるかならないか。 そんなわずかな間に、あっという間に義高は本来の役割を果たす時が近づく。 義高の父が、討たれてから、彼の立場は微妙になりつつあったのだ。 「一幡?」 いつ、この時間が終わるのか。 いつ、終わらされるのか。 「考えても仕方ないだろ」 この時、彼はそう言って私の手を振りほどいて、優しく頭に手を乗せてくれたのはよく覚えている。
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