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天界にある桃源の桃に手を出し――
神々の怒りに触れ――
魑魅魍魎との戦いで瀕死の重症を負った金禅師を神々は救おうとはせず――
無理やり、神々の御告げだと、金禅師に救世主の役割を押し付け――全てを背負わせた神々――
なのに、神々は金禅師を救おうとはしなかった――
だから、俺は――
天界に仲間と共に攻めいり、契約を取り付けた。
金禅師と。俺とその仲間を――輪廻の渦に組み込み、金禅師を救ってくれと。
消滅されるはずの魂を――輪廻に組み込み、救ってくれと――
『思い出したか、大聖よ』
「観世音菩薩……」
『懐かしい……。まだその名で呼んでくれる者が居てくれたとは……』
「……? どういう意味だ?」
『ああ、そうか……。お前は加護を失ったのだから……知らぬのだな……』
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