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KIBIの全てを捨てられた、KIJIが泣きながら、森を走り抜ける。
「待て!! KIJI!! 俺の話を聞いてくれ!!」
「知らない!! 知らないからぁぁ!!」
KIBIの全てを捨てられ、皆で、喧嘩ごしに言い争い――
そのはてにKIJIが逃げ出した。
俺はそれを追いかけ――
「待ってくれ!! 俺は……お前を守りたいから……」
全てを思い出していた。
前世の全てを……
そして、現世に生まれ変わった意味を……
KIJIは森の奥にある泉にたどり着いた。
その後ろに……俺はいる。
「……KIJI」
何も答えないKIJIの前にある泉の真ん中を見て、ハッとなる。
あれは……
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