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『時の碑石』――
「……っ!!」
頭に直接声が響く。
「誰!?」
KIJIがキョロキョロと辺りを見渡す。
『……思いはせ』
美しい……女のような声が頭に響く。
『思いはせ、思いはせ……お前たちが今生に受けた意味を……』
碑石が光輝く。
そうして……光の中から一人の人物が出てきた。
『思いはせ、思いはせ……。お前たちの使命を……。未来に繋ぐ意味を……』
「菩薩……。いや、ルシファー?」
KIJIが呟いた。
「KIJI!?」
KIJIは……過去生の記憶はまだないはず……
いや、KIJIも思い出したのか?
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