鼓 動 動 き 出 す こ の 瞬 間

青 × 紫

青 side

「 お弁当、作ろうか？ 」

昨日実彩子に言われた言葉。
それがとてつもなく嬉しくて

いつもならだるくて寝ている授業も真面目に受ける。

「 真司郎～？ 」

聞きなれた声が聞こえ速攻で向かう。

「 実彩子ー！ 」

「 真司郎！起きてたの？ 」

はい って差し出してきたのは可愛らしい布に包まれたお弁当。

「 ありがとうな！はよ食べよ！ 」

「 ふふっ はいはい 」

向かったのは屋上。
屋上はそんなに人がおらんからゆっくりできる。