Act.5 Side Hazuki

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あの人がもしオネエじゃなかったら、それこそ女子社員が群がってもおかしくないくらい色気があるのに…本当に残念な人だ。 そんなことを思いながら、重たい身体を無理やり起こしてキッチンに向かった。 冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターを一気飲みしながら酔いを醒まそうとしていた時、私の部屋のインターホンが鳴る。 予想もしていなかった出来事だけに、さすがに慌てて水を吹き出してしまった。 「嘘…」 急いでベッドで眠る映見を観察。 よし、大丈夫。爆睡してる。 そして私はすぐさま玄関へと走った。
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