Act.5 Side Hazuki

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唇を離すと同時に友哉は私を回転させた。 そして階段の手すりを掴まされ、友哉の手が背後から差し込まれる。 「声、出したらダメだよ」 「ちょ…本気でここでするの?」 「…どうしようか?」 「ダメに決まってるでしょ…」 そう答えながらも、胸に直接触れた冷たい手の感触に身体中がざわつき始めた。 背中から伝わる友哉の身体の温かさと、首筋に落される冷たいキス。 友哉の指が胸の突起を弄び、やがてその手は腰をなぞって落ちて行く。 「だからダメだって…」 身体をくねらせて抵抗しても、友哉はすぐに私の弱点を捕えた。
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