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「…もう濡れてんじゃん」
「…………」
疼き始めた下半身を必死に踏ん張って抗ってみても、友哉の前では恐ろしいほどに従順な身体。
「……っ……」
思わず漏れた声に、友哉はクスッと笑って再び私の唇を塞いだ。
静かな非常階段に淫らに響くのは、間違いなく私の身体から漏れ出す音。
ああ……やっぱりダメだ。
私はこの男の身体がなんだかんだ言っても好きなんだと思う。
こんな場所でおざなりな愛撫をされただけで……吐息が乱れる。
けれど友哉が見つめているのは……私じゃない。
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