出会い

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「かたっくるしい 先輩でいいよ 奥を借りるぞ」 元駐在は出入り口を開け彼は招き入れながらそう言った 「いいですけど、ちからってますよ」 「いいよ、片づいてたら女でも出来たって事だからな」 「かなわないな」 元駐在は駐在と軽口を叩き合いながら彼に言った 「上がって下さい」 駐在が聞いた 「この方は」 駐在は言った 「ちょっとした知り合いだ」 駐在は彼に敬礼した 彼もてれながら会釈した。 奥に入ると二階への階段があった 彼は駐在について二階に上がった この時には、ちょっとしたアイデアが浮かび覚悟も決まっていた こうなったらまな板の上の鯉である どうにでもしろと言う気持ちが彼に芽生えた 二階に上がると続き部屋の2つと独立した2つの部屋があった 物置に使ってる部屋はかなり散らかっていた。 元駐在は言った 「お恥ずかしい 警察がゴミ屋敷なんて」 元駐在は一つの部屋に入り彼も後にづついた その部屋は四畳半の和室だった 元駐在は入ると丸いちゃぶ台を立てて傍らの盆の上から湯のみを取りポットからお茶を注いだ そしてそれをちゃぶ台の上に置いた 「どうぞ」
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