破滅への課題

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あのね 式神一回飛ばすののはドローン飛ばした費用として計算するから」 「わかりました 話が進みませんから」 「そうだな、とりあえず中に入ってくれ」 中は意外にも整理整頓されていた 彼は言った 「ご自分で整理なさったんですか」 「ヘルパーさんに手伝って貰って後はぼつぼつ自分で」 「春香クリスティーンですか」 「道路にはみ出さなきゃゴミ屋敷とは言わんのだ 自主的更生だ それより次の話だ」 「あの被害者の名前 は」 「わかったならそれでいい」 「いつ私は家へ戻れるんでしょうか」 「問題が片付くまで一緒に住まない方がいいな、洞口さんもちょっと気持ちが落ち着いたと言うだけで」 「洞口さんって、その名前」 「とうに本人から聞いてる」 「意思の疎通が出来るなら、なんで説得してくれないんですか」 「だから説得したって成仏させなきゃ意味がないだろ いくら鎮めても、ずーっと君に取り憑いてて、突然切れてもかまわないのか それならそれでいいが」 「いや、それは困ります」 「じゃあ、俺の言う通りにしろよ それに君は、ちょっと厄介な事に巻き込まれつつあるから、なるべく家族に接触しない方がいい 家族も巻き込まれるぞ」
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