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もし彼がインチキなら俺もその泥船にのらなきゃならない
彼はキーパーソンだ
彼を信用出来ない限り、俺もこの仕事は受けられない」
「しかし俺の身にもなってくれ、彼は当分大丈夫だと言う考え方なんだ
君に頼る事は反対するかもしれない
しかし彼は霊的防御以外出来ないんだ
だとしたら犯人が俺の事を知ってると知りながら俺が大人しくしてるなんて無理だ
だから彼に内緒で君についてもらいたいんだ
家族を守ってもらいたい
彼に見放されても、君に断られても俺はどうしていいかわからない
頼む、助けてくれ」
「悪いが、俺は名高の能力と同時に人柄も知りたい、犯人に通じない人物と言う信頼が置けなければ、俺にとっても大変危険な事になる」
「なんでそんなに警戒するんだ」
「いいか、簡単な事件じゃないんだ
俺の若い頃の警察官の勘から言わしてもらうと、2つの事件に関連性があるのを警察はわかるはずだ
それをそれぞれ単独事件で処理するのはおかしい
なぜそんな事をすると思う?」
「わからない、考えても見なかった」
「同じ犯人が時間をおいて行った犯罪となれば連続殺人となり県警の捜査一課が出て来て捜査指揮権がそっちに移るからだ、つまり出来る限り所轄の中で事件を握っておきたいと言う考えが見え隠れする」
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