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「しかしだからと言って大きな試練が待っているのに気休めに過ぎないのでは」
「兵部さん大きな試練に巻き込まれるかどうかはまだ未定です
そうならないために私は今必死で洞口さんを説得してるんだ」
「しかしそれは霊的な問題でしょう
彼には現実社会の危機もある」
「それは私もわかっている
そしてあなたが現実社会の危機への対処を優勢したいことも
しかしもしあなたが現実社会で田中君を守れても洞口さんの恨みで田中君は殺されるかもしれない」
「しかしそんな事を言ってる間に田中君が犯人に襲撃されたら」
「その時こそ、田中君に課題を課す時なのです」
兵部はいきなり名高の胸ぐらをつかんだ
「てめえ、それはどういう意味だ
田中をモルモットにしてるのか」
その豹変に名高は少し慌てて言った
「兵部さん落ちついて下さい
田中君は人として許されない事をした
洞口さんは本当に怒り恨んでいる
なんの危険も冒さず口先だけ謝っても意味をなさない」
兵部の手が離れた
「失礼しました
確かにそうかもしれません
否その通りです
しかし償う事が出来るならまだいい
気持ちが少しでも晴れる」
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