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保護色になってしまうと思われがちだが、何故か唇の赤が余計際だってエロかった
妻は貞子ばりの長い艶やかな黒髪を櫛でとかしながらベッドの真ん中に座っていた
視線はこちらに向けていないが、明らか挑発的に時々うなじにかかる髪を手で上げた
彼は思わずレイブしたい衝動にかられ、妻に覆い被さった
妻は少しあがらったが長い脚で彼の胴をしっかり捉えた
その日妻は初めて、あの時の声を上げた
その声は予想以上に大きく、妻が娘を追い払った理由を彼は納得した。
妻より十才近く年上の彼は普段の運動不足がたたってか、若い上にトレーニングジムに毎日通ってる妻の体力には及びつかずバテてしまったが、妻はそれなりにご満足のようだった
しばらくして彼はまた回復した
鉄下駄を履いて急な山道を走って登ったり、百人組み手をやったりの尋常でない○○空手の修練が中年夫婦の和合にも役に立ったようである
再び妻にのしかかろうとすると、妻はやんわり拒否して、布団の中に潜り込んだ
彼は声をかけた
「おい」
妻の声が帰って来た
「マスカラとか取れてお化けみたいになってる」
「そんな事いいから」
彼は布団をはがそうとした
「嫌」
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