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地獄時間、
午前0時。
私はレンガ作りの廊下をまっすぐ見ながら隣のいる友人と歩きながら目的の場所に向かっていた。
「やはり届いていましたか」
「ああ。
白とも黒ともつかん。
第一、閻魔帳に名前が書き込まれなかった魂だからな」
「今の世の中では、そういう魂もあるでしょう」
私はそう言いながら目の前の重い鉄の扉を開いた。
扉を開いた先には、
ポカンと一つ青白い塊がフワフワと浮いていた。
魂は部屋の中をきょろきょろと見回している。
「これが、そうですか?」
「ああ」
私は隣の大柄な友人と一緒に魂まで近づいた。
「あ、あの!」
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