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「はぁ~やはり、
あなたの声はいきなり聞くとびっくりさせてしまうのですね。
いいのか悪いのか…私は慣れてしまいましたけど、
始めて聞く人には刺激が強いようですね」
私は人差し指を額に当て、
顔を左右に振る。
「仕方ないだろ。
もともとこういう声なんだ。
迫力があっていいだろう?」
自慢げに手を腰に当て、
ニッカっと笑う彼は、
あどけない。
「まぁ、
そうですね。
そうそう自己紹介をしてあげて下さい」
「はぁ、
さっき聞いただろう?」
私は静かに彼を横目で眺めた。
彼は、
一つ咳払いをして答える。
「オホン!俺は、
緑深(りょくしん)。
人の魂を扱う者。
人間界では閻魔大王と呼ばれているな」
「えっ!!え、
閻魔大王!!嘘をつくと舌を抜かれるっていう?」
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