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ログインパスワードはやはり説明を受けてもよく分からない。でも七菜の楽しそうな顔が見られて、私はほっとした。
七菜は生まれつき体が弱く、中学校にも、あまり行けていない。
家の中で過ごすには大きな問題はないけれど、七菜は外のリズムについていくのは体力的に難しかった。
私と七菜は家が近く小さいときから交流が深くある。七菜は学校では2つ下の後輩になるが、私には大切な親友だった。だから私は、学校に行けない七菜に寂しい思いをさせないようにと思って、中学が終わると、いつもここに来ていた。でも……七菜の笑顔を見て元気をもらっているのは、いつも私かもしれないと思っていた。
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