2章-on the case-

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都心部の外れにある静かな赤田市。事件など今まで無かったのだが、1年ほど前から失踪事件が相次いで起きていた。 事件の発端は、古谷高校に通う澤田拓也の失踪だ。 普通に暮らし特別変わった様子も無かった澤田は、ある日登校中に忽然と姿を消す。 心配になった家族はすぐに警察に通報した。しかし警察の捜査は難航し、解決にはなかなか至らなかった。 2週間後、同じ高校に通う中西瞳も行方不明となり、それから次々と行方不明となった。 警察はこれを連続誘拐事件とし、捜査を続けた。 その頃日下と火野は、とある施設の爆破事件の捜査をしていた。 山奥で起きた爆発音を聞いた近隣の住民が通報したのだ。 何の施設だったのか、どういう目的で作られたのか、証拠となるものがすべて消え去っていて分からなかった。 本部はこれを事故として処理したが、火野と日下は何か引っかかり、その後も捜査を続けていた。
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