2章-on the case-

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「まーた事件の話ー?あんたたちほんと熱心よねー。」 コーヒーを置き話に割って入ったのは、警視庁刑事課の冬田いずみ(ふゆた いずみ)。 日下と同期で、入社当時から仲が良かった。火野とも日下繋がりでよく絡んでいた。 「そいえばさ!近くに美味しいラーメン屋が出来たらしいんだけど、今度一緒に行かない?」 いつも明るく、意気揚々と二人に絡んでくる。 「今ちょっと事件の捜査で忙しいからなぁ。落ち着くまでは休んでもいられないんだ。」 「はいはい。いいわよ、友達と行くんだから!」 「悪いな。」 冬田はふて腐れながらどこか行ってしまった。 火野は内心残念がっていた。しかし、だからといって上司の日下に何か言えるはずもなく、ただ黙っていた。 (早いとこ事件解決しよ…) 二人は捜査を進めていった。
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