第3章 鑑定依頼

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多神子も あかりに電話を代わった。 「 もしもし 初めまして、神宮寺あかりです。 私の 式神コウちゃんをそっちに 飛ばすには、月の器の画像を保存 してもらわないとだめなの。 携帯電話はスマホか ⅠPhone ですか?」 「もしもし 悠天寺叶也です。 スマホを使ってます。 吉さんのはガラケーだし、 普段 使ってないから 電池切れで いざというとき 役に立たないんだ。 何のために持ってんだって話だよね」 「 うちのタミおばちゃんも 機械オンチだから、わたしが全部操作するんです。 ではまず、メールアドレスを教えて下さい。 画像をおくります 」 「 わかりました。 それで、あかりさんって陰陽師なの? 式神を召喚(しょうかん)するなんて 」 「 ご先祖様が、陰陽師だったんです。 そのご先祖様の式神がコウちゃんで、 宝珠に封印されていたんです。 私が封印を解いたから, 今は私の式神なんです 」 「 ‥‥ふ~ん  よくわかんないけどすごいね。 じゃあ やってみてよ」
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