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薫月の話を要約するとこうだ。
1000年前、桜音という
美しい巫女がいた。
陰陽師の血筋でもあり
高い霊能力を持っていた。
龍笛の名手でもあった桜音は
よく月夜の晩に龍笛を吹いた。
その音色に惹かれ
薫月は彼女と恋に落ちるのだ。
美しい恋物語であるが、
ひとつ大きな問題があった。
それは、薫月が月の神であったということだ。
神様と人間の恋愛はご法度である。
禁断の道ならぬ恋なのだ。
それが天神様の逆鱗に触れる
こととなった。
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