第2章

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----------- 「なぁ。 水瀬ってさ、うーちゃん先生と仲良いの?」 「…へ」 席に着くなり話し掛けられて、反射的に肩を跳ねさせてしまった。 入学して2ヶ月ともなればある程度のグループは出来てきているし、 何処にも属さない俺を『一人が好きなヤツ』と勝手に認知してくれたのか、話し掛けられる事もほとんど無くなっていたから。 「あ、…えーと」 ……そういえば、なんて名前だっけ。 「あ、俺の名前分かってねーだろ。 まー出席番号離れてるしな。 岡田 大和、だから」
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