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ひろの最期を考えるにあたりまして、私の中でいくつか条件がありました
それは、
・時渡りの力を利用した報いを受ける事
・土方とお揃いの死に方(暴漢に胸部を刺され即死)である事
・幸せな最期である事
です
殺されるのに幸せな死に方って、矛盾してますよね
でも、そんな死に方があるとしたら、どんなんかなぁとずっと考えておりました
そして、
『その人の幸せをみんなが願ってくれて、その志に皆が共感して支えようとしてくれて、道半ばで倒れた時もちゃんとその思いを継いでくれる人がいる・・・』
そんな生き方ができたら、いつどんなふうに死んでも、それは幸せな人生なのではないかなと思ったのです
実際、私の知る限り、自分の死期を察して準備をし、思い残すことが何もないように身辺を整理し、予定通りの時期に満足行く死を迎える人なんて、ほんの僅かでした
ほとんどの人は(私もですが)、自分はそんなすぐ死なないと思ってます
でも、死は、ある日突然やってくるんだよなぁ、とそんなことも考えつつ、結局、
『ひろは家族を守るために命を落とす』
と言う最期にしました
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