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「ん～、上様が何で大坂を離れたか判るかとか、朝廷とどう言う関係で居たいと思ってるか当ててみろとか・・・」
「で？
当てたって事か・・・」
「そうみたい
けいき様に近い人も判ってくれる人がほとんど居なかったんだって
寂しかったんじゃない？
そっか、奥祐筆ってそんなことするんだ・・・
それで、前の奥祐筆クビにして私の事雇いたかったのか・・・」
「どういう事だ？」
「大坂で、けいき様から兵を鼓舞する言葉があったでしょう？
あれ、老中達が奥祐筆に無理矢理書かせたんだって
自分の思いをちゃんと伝えられない人は、奥祐筆にはさせておけないからだったんだね
でも、そんな大事な役職なら、断った方がいいよね
ま、元々断ろうと思ってたけどさ」
「は？
な、何でそうなるんだ？！
受けりゃいいじゃねぇか！
上様の奥祐筆だぞ！」
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