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ここまで読んでくださり、本当に本当にありがとうございました
『渡りの果て』は、これにて終わりとさせていただきます
もしかしたら、望んでおられたのとは違う終わり方だったでしょうか?
落胆させてしまったなら、申し訳ありません
しかし、私は最初から
『ひろは愛する人といつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ』
と言う『おとぎ話のお姫様』っぽいラストにしようとは、考えていませんでした
土方が言っていたような『いい女殿様』、田中のお父さんやアゴルが感じていたような『ヒーロー』として、『苦難にもひねくれないで向き合い、皆の幸せを願って奮い立つ英雄』としてひろを書きたかったのです
一君と結婚して総ちゃんと幸せになる競争をして別れたところで完結しても良かったのにそうしなかったのは、私が『結婚は人生のゴールでは無い』と知るおばちゃんだからだと思います
どんなに辛い事も、どんなに幸せな瞬間も、次の日常へと続いていきますから・・・
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