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ひろさんが、びっくりした顔で僕を見つめる
でも、ずっと決めてたんだ!
労咳が治ったら、ひろさんに求婚して、戦が終わったら祝言をあげようって!
「僕、ひろさんの事、好きです
これからも、ずっと側に居て欲しい・・・
今度は医者様じゃなくて、お嫁さんとして、僕が死ぬまでずっと側にいて下さい」
ひろさんの手を引き寄せ、びっくり顔で固まるひろさんをそっと抱きしめる
「ひろさんが、死ぬはずだった僕の命を諦めないで助けてくれた
だから、これからの僕の人生、ちゃんと最期まで見ててください
ずっと、僕と一緒に生きて下さい
ね?」
そう言って、僕はひろさんの頬に手を掛け、その唇が『はい』と動くのを待っていた
答えを聞いたら、すぐ口付けよう・・・
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