1603人が本棚に入れています
本棚に追加
/1653ページ
あ!?
「も、もしかして、一君の事、まだ好きなんですか?!」
「一君は関係ないっ!
僕は、患者さんと付き合わないってだけ」
って、嘘だ!
ひろさん、顔真っ赤になってるよ?
「一君の名前を出した途端に、顔赤くして、僕と付き合わないのは、患者だからだなんて、嘘っぽいですよ!」
「でも・・・、そうなの!」
「・・・・・・僕、労咳になった時、もう死ぬんじゃないかって、毎日、本当に怖かったんです
だけど、嬉しかったんだ
ひろさんの傍にいられたから・・・
甘えてもいいって、僕には許してくれてたでしょう?
それに、一君が居なくなっても、ひろさん、一君の事、一言も話題にしなかったじゃないですか?
土方さんが居ない時も、ひろさんが寂しがらないのは、僕が傍にいるからだって、僕、思ってて・・・」
ひろさんは、申し訳なさそうな、残念そうな顔をしてる・・・
最初のコメントを投稿しよう!