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564 ひろの憂鬱 その二
船内の医療方は、私とアゴル、松本先生とお弟子先生達二人と会津・桑名藩医、幕医の計十二人
しかし、負傷者の数が多く、十二人いてもなかなか手厚い治療や看護は難しい
明日碇泊する紀州で、回復の見込みのない重症者を下船させる事になった
下船者のリストアップ作業が深夜まで続く
リストには、知った名前も次々に書き加えられる
泣かない・・・
今、泣くべきじゃない!
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