569 完治宣言

1/11
1603人が本棚に入れています
本棚に追加
/1653ページ

569 完治宣言

慶応四年如月(一八六八年二月) 二月に入り、負傷した隊士は横浜から品川の医学所に移った 銃創の傷跡がなかなか完治しない近藤さんは、薬や設備の整った横浜病院へ度々通院している しかし、傷は治っても、砕けた骨が元通りになる見込みはなく、もう剣を握ることはできないだろう ただ痛みを和らげることしかできない
/1653ページ

最初のコメントを投稿しよう!