569 完治宣言
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569 完治宣言
慶応四年如月(一八六八年二月) 二月に入り、負傷した隊士は横浜から品川の医学所に移った 銃創の傷跡がなかなか完治しない近藤さんは、薬や設備の整った横浜病院へ度々通院している しかし、傷は治っても、砕けた骨が元通りになる見込みはなく、もう剣を握ることはできないだろう ただ痛みを和らげることしかできない
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