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576 メンズ(エロ)トーク その三
***斎藤side
「え?
慶喜公が、ひろさんを?!」
「ああ、ここに着いて直ぐからだから、もうかれこれ二刻(四時間)・・・
人払いをされてひろさんと二人きりで部屋に籠っておられるのだ」
慶喜公にひろさんを紹介し、俺達は一旦下がったが、ひろさんだけ『話相手』をしに公の部屋へと戻った
それから、二刻・・・
公は人払いをし、部屋に籠ったきり、二人共部屋から出てこない
「へ、へぇ~、そうなんだ・・・
ほら、あの人の事だから、きっと手品とかして楽しませてたりするんじゃない?
それともあのカッコいい舞いを久しぶりに舞って見せてるとか!」
「手品はともかく、怪我が癒えたとは言え、あの脚では舞は舞えぬだろう」
「いや、それにしたかて、二刻って長すぎちゃうか・・・?
初対面の人間と二刻、しかも相手は上様やで?
話してるんやなくて、別の事してるんかしらんな・・・」
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