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CEとはケーバライトエネルギーの略称であり、このライフルはそのエネルギーを使用した兵器でCE兵器と呼ばれている。
タロス改の場合は胸の突起部にケーバライトエネルギーを発生させるケーバライトコアと呼ばれるものが格納されており、機体の表面に見える紋様のようなエネルギーラインを通じて各兵装などに送られ使用できるように設計されていた。
「もらった――!」
オパビニア型をロックオンしたイオリはCEライフルの銃爪(ひきがね)を引いた。
その瞬間、タロス改の表面のエネルギーラインがケーバライトコアと同色の青白い光を放って輝く。
そしてラインを伝ってエネルギーの供給を受けたCEライフルは青白い炎を銃口から吹き出して弾丸を撃ちだした。
ケーバライトエネルギーを纏って強力になった銃撃は、オパビニア型の手のように発達した下顎を身体から切り離し、さらにその本体を貫く。
「まずはひとつ」
イオリはそうつぶやきながら、すぐさま次のターゲットへと銃口を向ける。
だが仲間が撃ち落とされたのを見て、残っていたガリオンたちは散開する。
「逃すか!」
イオリはそういいながら、CEアサルトライフルを単射モードから連射モードへと素早く切り替える。
そしてタロス改を巧みに操り、散開してこちらに襲いかかろうとしていたガリオンたちに向けて銃弾をばら撒いた。
激しい銃声が轟きケーバライトエネルギーを纏った無数の銃弾がガリオンたちへと容赦なく襲いかかる。
その銃弾の雨を受けてあるものは翅をもがれ、あるものは半身をえぐられ、断末魔を上げながら無残な姿となって地上へと落ちていった。
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