ページ0 CV:泉日和 イズミヒヨリ

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ただ……助けただけなのに。 何で私がイジメられなきゃいけないんですか。 高校三年の春……私はいい人になろうと親切をしていました。 唐突にクラスでイジメが始まりました。 標的は一人の男子。 クラスのランク的に言えばわりと上位の男子だ。 そんな人が急にイジメられ始める。 理由なんて特に無いようだ。 学生のイジメなんて、そんなもんだ。 『間がさした。 何となくイラつく。 暇だから』 学生のイジメの理由なんてそんなもんですよ。 今ならそう言える。 だけど、当時の私はいい人になろうとしていたので それを放っておくことは出来ません。 そして、冒頭から分かるように私が彼の変わりにイジメにあったのです。 あなたに、 解りますか イジメに合う人間の気持ちが 私は解りませんでした。 だから、こんな馬鹿なことをしてしまったんです。
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