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ナオ、か。どんな子だろう。お父さん、知ってる見たいだし。聞いてみようっと。
「お父さん。その子、どんな子?」
「んー、そうだな。簡単に言うと可愛いくて、純粋無垢な子だよ」
「へぇー…」
可愛いんだ。しかも、性格も良さそうだし。ふわふわの長い艶のある髪に、白い肌が似合う可愛いらしい女の子を想像する。唇とかも。淡い桜色っぽいなぁ。なんて考える。
「まぁ、すぐに仲良くなれるよ」
お父さんめ。他人事だと思って。私が人見知りなの知ってるくせに…。
「さ、早く食べちゃって。この後、観てるドラマあるんだから」
お母さんに急かされて、冷めた晩ご飯を食べる。…最後くらい温かいお味噌汁飲みたかったな…。3ヶ月の辛抱か。
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