III
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何度となく、学校に通ったが 何もわからなかった。 美波と仲の良かった友達にも、電話で聞いた。 誰も彼もが 知らないと口を揃えて言う。 でも……違う! きっと 何かがあったはず。 だから、みんな揃って口を閉ざす。 八重はリビングから見える、 窓の外をじっと見つめた。 美波は…… この青空の下で 笑う事すら失ってしまったんだ。
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