IV

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ラインを開いて首を傾げた。 みぃ……? 誰だっけ? 見憶えのない名前に朋樹は首をひねった。 でも……誰でもよかった。 今は誰かと繋がっていたい。 例えラインでも、この部屋に一人でいるのが怖かったんだ。 開いたラインに苦笑する。 ゲームか。 俺もハマったよな。 今はすっかりやらなくなったけど、 この星を相手に送ると もう、一回ゲームが出来るんだった。 兎に角、アドレス登録してるあんまり付き合いのない 疎遠になった友達にも やたらめったら送ったっけ。 ゲームの画面を出して、 星を送って返事をしてみた。 「久しぶり」 ……って 誰かも思い出せずに 返信をした。
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