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開いた口が塞がらない。
シンは、家に帰るとすでに帰宅していたレイに真偽を求めた。
レイは相変わらず怠そうにぽわぽしながら、あ、っとだけ口にした。
「どういうことだ、なぁ、レイ。」
「まあまあ、落ち着いて落ち着いて」
青筋をピクピクとさせながら、フーフー今にも飛びかかってきそうなシンの背中を撫でるレイ。
どうやら背中と同時にシンの神経も見事に逆なでしていた。
「これが、おちつい、て!!!!られるかぁぁああ!!!!Eだと!!?!?なんで、お前がEなんかに!!!!俺はお前の両親になんて言えば…っ!!!」
まさかこんなに怒られるとは。
レイは意外だったらしく、珍しく目をぱちくりさせて、シンと向き合った。
そしてなぜが、レイも途端に不機嫌になる。
「…ねぇ。なんで話も聞かずに一方的に怒るの?それにEも存外良いところだよ。なんか、なんて言わないで」
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