プロローグ

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プロローグ

─少年は生まれたときに知る。 人というものが弱い生き物であることを。 努力など無意味であることを。 ─少年は生まれながらに持っていた 天地を揺るがす才と 底無しの魔力を 人は恐れた。いつか脅威になりうるこの少年を。 だが、それは杞憂であった。 「力を貸せ?やだよ。面倒くさ」
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