俺とアイツの日常

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 それからしばらく、弥生のマシンガントークならぬマシンガン説教を聞かされることになったが、俺の態度が変わらないのを見てこれ以上は無駄だと思ったのかやっと矛先を納めてくれた。  やっと終わってくれたか……。  そして気付けばもう学園のすぐ近くまで来てんじゃねぇか。  俺はそんなに長い間後輩から説教されてたんだな……。 「あれ、もう学園がこんなところに」 「気付いてなかったのか……」 「仕方ないです。飛鳥先輩がちゃんと話を聞いてくれないから」  ぐっ……。本当のことだからなにも言い返せねぇ……。 「そんな顔しないでくださいよ」 「俺、なんか変な顔してたか?」 「はい。苦虫を噛んだような、いつもにまして変な顔してます」 「おい、いつもにましてってどういうことだ。いつもの俺は変な顔してないだろ」  してないはずだ。してない……よな……?なんか不安になってきたんだけど。  チラリと弥生の顔を盗み見る。いつも通りの無表情。……ダメだ、表情からコイツの考えてることを読み取るのは無理だ。 「ふぅ……冗談ですよ。少しからかってみただけです。今度からはちゃんと話を聞いてくださいよ?」 「……わかったよ」 「それでは僕はこっちなので失礼します。またお昼に行きますね」  そう言って、弥生はいつの間にか着いていた学園の下駄箱から教室へと歩いていった。 「はぁ……俺も教室行くか……」
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