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「そうだ、お前たち、ギルドに興味はあるかい?」
「えっ? ギルド?」
リオの唐突な発言に、みんなえっ? となった。
「あぁ、お前の家、ギルドなんだよな」
レオはどうやら事情を知っているらしく、納得したように頷いていた。
「そうなんだ? 初めて知った」
ユラが呟くと、リオは苦笑いした。
「自分でもから話したりすることはあまり無いからねえ。レオは家のこと聞かれた時に答えたのさ。それに、ダンの事を知ってからはギルドのこと話辛かったし……」
気を使われてしまっていたことがわかって、首をすくめる。
「ギルドにあまりいいイメージがないのは、確かだけど……」
でも、自分が任務を受ければ、それで殺されてしまうはずだった子達は、救えるんだって考えたことがある。
「もしみんなが行くなら、俺も行く。話し合いでどうにかなるだろうし」
「……それ、俺たちが行く意味ない気がするけど……」
レオのツッコミが入ったものの、四人で今週末にリオのギルドの方にお邪魔することになった。
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