第2章 恋の予感

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「申し訳ございません。 磨いた後で誰かが触ったみたいで」 慌ててそう言うと、 「いい訳ばっかりしてないで、さっさと磨きないさいよ!」 とミラーを拭く専用の布巾を顔に向かって投げつけられた。 ――えっ? あまりのことに驚きすぎて、 身体が動かず、言葉が出なかった。
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