第2章 恋の予感

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「あ、はい。 届いた什器があまりにシンプルで目立たないのでクリスマスっぽく装飾したんです」 戸惑いながらそう答えると、 「君が?」 と、こちらを見た。 視線を合わせられ、ドキドキと鼓動が強くなる。 間近で見ると、よりカッコイイ。 ほのかに嫌味なく香る高級そうなオーデコロン。 オーダーメードだと思われるスーツに、ピカピカの靴。 小料理亭のちょっと可愛カッコよさを持つ陸くんとはまた違った、大人っぽい洗練されたカッコよさ。
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