第2章 恋の予感
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「はい、私がしました」 こういう雑用は一番下っ端の私がします、 と心で付け足すと、 「華やかに装飾してるのに下品じゃないし、デパートの品位を落としてない。センスがいいんだね」 と感心したように漏らした。 その言葉にカーッと頬が熱くなる。 「あ、ありがとうございます。 ……それじゃあ商品を見てたんじゃないんですね?」 そっと尋ねると彼は小さく笑った。
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