第4章 男なんてもういいと思ったり

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妖しげなラブホテル街を抜けて、繁華街を駆け抜けながら、脚がもつれて勢いよく路上に叩きつけられるように転倒した。 「い、たぁ……」 自分が転んでも行き交う人達は知らん振りで……、ストッキングが盛大に電線してて膝がすりむいて血が滲んでいた。 ヒリヒリとあちこちが痛い。 もう痛くて情けなくてやりきれなくて、泣きそうだ。
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