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「――で、そいつらが騒ぐから、もう大変で」
ジンギスカン店のカウンターに並んで座り、肉厚なラム肉をジュージュー焼きながらサトル君は終始楽しそうにお喋りしていたけれど、
いかにも『学生』な会話に、正直ついて行けないのが本音だった。
陸くんも大学生だけど、基本的に私たちの話を熱心に聞いてくれて、それについて話していたからなぁ。
まぁ、私たちの話というより春香の話を熱心に聞いていたんだろうけど。
学生全開のお喋りに『お気楽でいいな』なんて冷めた気持ちで思ってしまっていた。
サトル君は年上なのに、そう感じない。
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